ICL手術を受けて視力が回復し、半年が経過しました

以前不便さを楽しむなんて記事を書きましたが、もちろん「楽めしない不便さ」もあります。

 

というわけで、ICL手術を受けて半年が経過しましたので体験談や感想を書いていきます

 

ICLとは

ICLとは日本語だと"眼内コンタクトレンズ"で、裸眼の視力を取り戻す医療技術のことです。

 

実際のICL(眼内コンタクトレンズ

引用:[ICL(眼内コンタクトレンズ)とは | 費用・他の手術との違いなど先進会眼科]

角膜を切り、そこからレンズを眼の内側に入れます。

 

ICLが日本への導入されたのは1997年、

有効性と安全性から厚生労働省に認可されたのが2010年2月と、

実はそれなりに歴史がある技術です。

 

恐らく"レーシック"なら聞き馴染みがある方は多いと思いますが、ICLは意外と知らない方も多い印象です。

 

レーシックとICLの比較表

引用:「レーシック」と「ICL」でお悩みの方へ!/品川近視クリニック【公式】

 

私の近視は両目-7.0Dだったので「もしレーシックをしてもメガネをかけなければいけない」ということでICLを選びました。

 

※-7.0Dがどれくらいの視力かと言うと、「14.3cm前の自分の指紋は見える」くらいです

近視度数の焦点距離

引用:[強度近視・病的近視とは! - 視力ケアセンター]

視力が良い方からは想像もできないと思いますが、近視が-1.0Dよりも進むと、「視力検査で見るランドルト環」では測定ができず、悪くなるほどマイナス1、2、3と絶対値が大きくなっていきます。

視力検査で見るランドルト環



引用:[Vol.19 視力検査で1.0の次が1.1ではないのはなぜ? | 目のおはなし | 株式会社ニデック]


というわけでICL手術を受けてきました。

 

ICLをした感想

結論から言うと、成功したのでやってよかったです。

視力は両目ともに1.5になり、一切の違和感がないです。
ストレスから解放され快適な毎日を過ごしています。

  • 寝たいときに寝れる
  • ジムへ行くときもわざわざコンタクトをつけなくてよい
  • 旅行へ行く際の荷物が減る
  • 急に泊まることになっても問題ない
  • マスク生活のメガネ曇る問題が解決された
  • 朝起きたときから視界がハッキリしている
    などなど

ひとつひとつは取るに足らないことでも、積み重なるとそれなりのストレスを生むものからも解放されました。

 

ICL手術を受けるに至った背景

先に挙げたようなメガネ・コンタクトの生活が不便みたいなところもあるのですが、

  • メガネをかけた自分に対して強いコンプレックスを持っていた
  • コンタクトをつけないと1日が始まらないのが面倒で嫌だ
    (メガネで過ごした日は充実感を得られない)

という思いがかなり強かったからです。

最初は「なんとなくレーシックをしようかな~」くらいで情報収集をしている中でICLを知ったのですが、身近に実はICLをした方が2人おり、その方々の話を聞いた途端に心理的ハードルがグッと下がったので、まずは無料検査に行くことにしました。

 

ちなみに私は品川近視クリニックへ行きました。

症例数が日本一というのと、経験者である2人がこちらの病院だったというのが主な理由です。

 

とはいえ、良いことばかりではない

 

あと本音としては「生まれて初めてコンタクトをつけたとき」のほうが間違いなく感動しました。

ICLはあくまで日々のマイナスの感情をフラットに戻してくれるものでした。

 

 

最後に

私自身はやってよかったと心の底から思っていますが、決してオススメはしません。

 

やはり失明などの大きな大きなリスクを背負ってまでやらなくてもよいと思います。

ICLやレーシックは病気を治すものではなく、たとえ手術をしなくても生きてはいけるからです。

 

私は「リスクを背負ってでも、成功したらより豊かな人生になれたら幸せだ」と思い、手術を受けましたが、このリスク・リターンの大きさは人それぞれです。

 

なので「オススメしません」と言われてまで価値を感じるのであれば、手術を受けてもよいのではないでしょうか、と思います。

 

「私が良い面だけを話して、それをきっかけにICL手術を受けた方に何かあったら私はどう生きていけばいいのかわかりません。」

という話をリアルで何回もしているのでここにも書き起こしておきます。

 

以上、ICL手術を受けた人の等身大の感想です。

 

私が情報収集した際は美談の方が目立ったので、最後はあえてネガティブめに書きました。

少しでも参考になったら幸いです。